聞くだけで開運？ソルフェジオ周波数やバイノーラルビートは本当に効果があるのか検証してみた

ソルフェジオ周波数とは、聞くだけで才能が開花したり、明晰夢を見て自由に冒険したり、人生に奇跡を起こすという「音」のことです。

聞くだけで良くなる！？

まるで怪しい洗脳工作のような響きですが、本当ならぜひ試してみたい、と思い、当サイトのスタッフが独自に1カ月ほど実験し、効果を検証しました。

▼ もくじ
ソルフェジオ周波数とは
周波数には効能がある
デビルトーン
とにかく周波数を聞いてみる
1日目～18日目
バイノーラルビートとは
ヘミシンク、ホロシンクとは
19日目～30日目
実は危険？副作用もある
総評

ソルフェジオ周波数とは何ぞや

ソルフェジオ周波数とは、174Hz、285Hz、396Hz、417Hz、528Hz、639Hz、741Hz、852Hz、963Hzの9種類の周波数（音程）のことです。

ドレミファソラシド～♪

と誰もが知ってる音の並びがありますが、この音一つ一つは〇〇hz（ヘルツ）という数字で、音の高さをあらわすことができます。この数字のことを周波数といいます。

ほかにも日常にあるすべての音には音程があり、〇〇hzで数値化できます。絶対音感がある人なら、日常の物音を聞いて、

あ、いまの音は400hzくらいぃ！

とか当てられるかもしれませんね。

つまりソルフェジオ周波数とは、ただの音程のことです。

周波数には効能がある

周波数の中には、人にリラックス効果をもたらす音程も発見されました。それがソルフェジオ周波数となり、グレゴリオ聖歌の音階に使われたという説もあります。

現代では、周波数を聞いて脳に刺激を与えることで、人生を活性化させるというスピリチュアル的な効果が期待されていますが、これには科学的な根拠もあるようで、完全なアヤシイ眉唾ものではないようです。

また、ソルフェジオ周波数のほかにも、人に影響を与える周波数があります。

以下に一覧にしました。

ちなみに人間が聞きとれる音の範囲は、
20hz～18000hzくらいです。

20～50hz: 部屋にいる時の無音状態
30～70hz: リラックスできる重低音
111Hz: 細胞が再生される
174Hz: 意識の基礎を作る、
心の安定、苦痛の軽減
285Hz: 意識を進化させる、
多次元領域への促進
396Hz: 罪や恐怖、トラウマの解放
417Hz: 変化をうながす
440Hz: デビルトーン、人を不快にする
528Hz: DNAを修復し奇跡を起こす
639Hz: 人間関係の改善、調和をもたらす
741Hz: 表現力のアップ
852Hz: 直観力のアップ、潜在意識の覚醒
963Hz: 宇宙や高次元とつながる
963Hz: 宇宙や高次元とつながる
4096Hz: 異次元、天への扉を開く
7000Hz～: 小鳥のさえずりに多く、
リラックス効果をもたらす
17000Hz～: モスキート音、若者を不快にさせる
20000Hz～: イルカが会話する声で、
リラックス効果がある

色々ありますねえ。

デビルトーン

440hzはデビルトーンと呼ばれ、人を苛々させ、人間関係や才能を壊すと言われています。

楽器をやったことがある人ならチューニングを経験すると思いますが、あれは440hzや442hzで合わせます。オーケストラや吹奏楽団、ライブなどもこの音程を多用しています。

筆者は吹奏楽やピアノの経験者ですが、チューニングのたびにデビルトーンを聞いていたことになります。そのチューニングが440hzピッタリじゃなかった可能性も高いですが、チューニングで苛々した経験はとくにありません。

そしてチューニングした楽器で「ラ」または「ド」の音を出すたび（楽器によって違います）440hzが発せられ、苛々するという仕組みになります。

となると、現代の音楽業界はデビルトーンだらけということになってしまいます。

これについては陰謀論がたくさんあるのですが、国際金融資本家の支配者たちが音楽を使って一般人を洗脳するために440hzでチューニングするよう統一した、という話もあります。これについて話すと長くなるので、この記事では割愛しますが、昔、デビルトーンである440hzをチューニングの音にしよう、と決めた人がいて、今も使われているのは本当です。

では、そんな440hzとは、どんな音でしょうか？

440hzはこちらから確認できます
（ヤマハのyoutubeへ飛びます）

単音で聞いてみると、たしかに不快な感じはする、ような…。

なんとなく、ですが。

メロディに交じっていたら確実にわかりません。

ともあれ、今回は周波数で人生をよくしよう！という目的がありますので、デビルトーンは聞かないことにします。

とにかくソルフェジオ周波数を聞いてみる

聞くだけで脳が活性化するのだから、とにかく毎日聞いてみよう！

しかも無料だ！

というわけで、検証する人物のスペックから。

実験者：アヤカ
リモートワークで自宅勤務が多い。仕事にやる気がでず、さぼり気味。夢中になれる趣味もなし。友達もいないので外へ出かけない。出不精で引きこもり気味。HSP気質で人とあまり関わりたくないし、時間ばかり過ぎている気がする。
本人の一言：この実験でよくなりたいです

最初にやったやり方はこんな感じ。

BGMなしで聞いてみる

YOUTUBEで「ソルフェジオ周波数」と検索すると、音楽がたくさん出てきます。BGMありの動画が多かったのですが、より効果を高めるには単音の方がよさそうな気がしたので、BGMなしの、ピーというシンプルな単一の音だけを聞きました。

念のため、スマホに「音程チェッカー」をインストールし、正確なhzが出ている動画を調べて聞くようにしました。

よさそうな音を全部きいてみる

ソルフェジオ周波数とされる174Hz～963Hzの9種類を基本として、異次元の扉を開くという4096Hzを聞いてみたり、リラックス効果とされる26～70hzの重低音も取り入れました。１音ずつを聞いてみたり、すべての音を同時に聞いてみたり、あれこれ聞きました。

1日1時間は聞く

本来は1回につき20分ほど、1日に1～2回聞けば十分に効果があるそうですが、今回は早く結果を出してやる！という欲張りな思いで、1日1時間を1～3セット行いました。

聞く時間はランダム

とくに聞く時間は設定せず、時間があいたときにこまめに聞くようにしました。

さあ、結果はどうなった!?

検証結果

これより、アヤカさんの日記をお届けします。

1日目: ピーという単音をひたすら聞き始めた。聞きなれない音だからか、耳が痛い。3分も聞いてると気持ち悪くなる。ほんとに大丈夫かこれ…？と思ったが、いやいや最初から諦めてはいけない、と思い直して聞き続けた。初日から諦めてたまるか、という思いが出てきたので、これまでの自分よりはちょっとだけ前向きになった。
2日目: 相変わらず音を聞いていると頭が痛い。もっと人生をよくするために頑張ろう、と前向きな気持ちは昨日から維持されている。だけど結局は、自宅でゲームをやったり漫画を読んでダラダラすごしてしまった。気持ちに変化は感じたが、行動まで変化しない。
3日目: ピーという単音に慣れてきた。気持ちもさらに元気になる。そして、これまでは食事でストレス解消していたが、暴飲暴食がなくなった。
最初に音が気持ち悪く感じたのは、好転反応だったのだろうか…？
4日目: だいぶ気持ちが前向きになってきた。なぜか無性に掃除がしたくなって家中の大掃除を始めた。心を掃除しようとする気持ちから、掃除でスッキリしたかったのかもしれない。プラシーボ効果かもしれないけど、いい調子が出ている。
5日目: 仕事に意欲的になってきた。実際にいつもより多く仕事をこなした。マイナス思考は相変わらずあるけど、それでも頑張ろうとする意欲がでてきた。だけど、もともとが怠け者なので、空いた時間にゲームしてしまう。
6日目: マイナスな言葉がひどく不快になった。不満を垂れ流す人や、他人をバカにしたり、見下す人、ネットにさらして文句を言っている人を見ると、せっかく前向きに高まっている自分が、再び低いレベルに引き戻される感覚がした。明らかに、負のエネルギーが強い人間とは波長が合わなくなったと感じる。
7日目: 仕事が継続的にこなせるようになった。美容院へいって身なりを整えようという気になり、実際に美容院へいった。かなり気持ちは前向きになってきた。
8日目: 日本がいかに病んでいるか見えてくる（急に壮大なテーマだけど）。とくにネットを見ているとネガティブの宝庫なのかわかる。文句をいったり、ダメなものを叩く人が多いが、ダメなところを見つけるより、自分は良いところを見つけようとする気持ちが出てきた。
また、ダメに決まってる、〇〇なんて当たり前！と思ってる人の意見を見ると、そんな常識は一切ないと感じるようになった。未来は自分で変えられるし、不可能を可能にする自分を信じることが大事だと思うようになった。魂レベルが明らかに高レベルに来ていることを実感する。
9～13日目: 8日目とあまり変わらないが、高いモチベーションは維持されている。仕事も意欲的に継続している。ついでにダイエットも続いている。
14～15日目: なんと、ソルフェジオ周波数を聞き忘れる。
16日目: 昼間、なんとなく漫画を読んでしまい5時間もダラダラと無駄に過ごした。ここでダラダラ人間になっている自分にハッとして、先日の2日間、うっかり周波数を聞いてなかったことに気づいた。
なんだこれは！
たった2日聞かなかっただけで元に戻ったのか？それともプラシーボ効果が切れたということだろうか？
しかも、少しダラダラしたい感情が復活してきて、気分も少し落ちている。だが、仕事へのやる気や、人生をよくしたい意欲は、まだ維持されている。
今日からまた周波数を聞き始めた。
17日目: モチベーションは微妙で、やる気も落ちているが、仕事はなんとか続けている。感覚としては3、4日目と同じくらいの感じ。
18日目: 思うようにテンションがあがらない。仕事へのやる気も減退してくる。どうしたんだろう。やっぱりプラシーボ効果でしかなかったのかな？

あれ、もしかして効果ない……??

途中で聞き忘れたことが悪いのか、それともやっぱりプラシーボだったのか、再び周波数を聞いても、思うようにテンションあがらない！
もっと効果を出したい！
もっともっと、効果の高いソルフェジオ周波数はないか！？

と思って、探していると、バイノーラル、ヘミシンク、ホロシンクという言葉にたどり着きました。

バイノーラルビートとは

バイノーラルビートとは、左右の耳で異なる周波数を聞くことで、音がうねる現象です。

たとえば右耳から100hzの音、左耳から106hzを聞くと、左右で6hzの差ができます。この差を脳が調整しようとして、うわんうわんうわん…と音がうなって聞こえるのです。

片方ずつ音を聞くと、ピーというまっすぐなシンプル音でも、左右同時に聞くとうねります。

両耳で違う音を聞く必要があるので、ヘッドホンが必須です。

このわずかな差である数hzの音に、影響力があります！

人間には、脳波があります↓

1～3hz: δ：デルタ波
深い睡眠、無意識の脳波
神経を再生する
4～7hz: θ：シータ波
体外離脱、浅い睡眠の脳波
細胞を再生する
8～13hz: α：アルファ波
リラックス、集中の脳波
DNAを修復し精神向上
14～25hz: β：ベータ波
日常の脳波、イライラした時
26～100hz: γ：ガンマ派
身体にずっしり感じる重低音
明確に自覚できる刺激
アルツハイマーに効果的という実験あり

このような小さい数値のhzを聞いていると、脳波も自動的にそのhzへ調整されていきます。

ですが人間が聞きとれる音の範囲は、20hz～18000hzくらいです。20以下は聞こえないですよね。

そこで、バイノーラルビートを使って、左右のうねりをつくると、その刺激が脳に伝わり、差分のhzと同じ脳波が生成されるのです。

つまり左右の耳で6hzの差を作ってあげれば脳も6hzとなり、10hzの差を作れば脳も10hzへ近づきます。

この仕組みを使うと、ただソルフェジオ周波数をピーと聞くよりも、バイノーラルビートにしたソルフェジオ周波数を聞いた方が、脳波の信号が変わり、より体に大きな影響を与えるのです。

これがうまくいくと、変性意識という、トランス状態や、まどろみの状態ができ、サイキックな能力を引き出すために必要な意識状態ができやすくなります。

この変性意識が、人間の能力を開花させるのです。

ほお、バイノーラルビートにすると、スーパー人間になるために必要な、変性意識になりやすいってことですね。これはすごい！

バイノーラルビートを使った、ヘミシンクとホロシンクという技術

このバイノーラルビートの技術を、研究している機関があります。

有名なのはヘミシンクとホロシンクです。この二つの名前は、それぞれの技術のブランド名みたいなものです。

★ ヘミシンク ★

開発者: ロバート・A・モンロー
目的: 幽体離脱、体外離脱
研究所: モンロー研究所
商品のCD: ゲートウェイ、など

★ ホロシンク ★

開発者: ビル・ハリス
目的: 脳神経系の進化、生活を豊かにする
研究所: センターポイント研究所
商品のCD: フォーカス、など

どちらもバイノーラルビートの技術を使い、ソルフェジオ周波数や、ホワイトノイズ、ピンクノイズ、波や森林などの自然音、などを混ぜて音楽を作り、変性意識を作り出すことを目的にしています。

色んな周波数の音をメロディのように変えながら含ませることを、周波数変調といいますが、要するにいろんな周波数をミックスさせると、多方面に効果をもたらす、と考えてよいでしょう。

ふーん。つまりソルフェジオ周波数の単音をピーと聞くよりも、それをバイノーラルビートにして、さらにいろんな周波数も混ぜた方が、より変性意識になるってことだね？

ヘミシンクやホロシンクは、Youtubeにサンプルがたくさん転がってるので、まずはそれを聞いてみることにしました。

具体的にはこの動画がよかったですね。
（youtubeへ飛びます）

たしかにソルフェジオ周波数をピーと聞き続けるより、いろんな周波数が混ざっている方が聞きやすいし、自然音がミックスされているから、リラックス効果も高い気がしました。

ならば。ヘミシンクとホロシンクを聞いて、もう一度チャレンジするぞ！

検証を再開。19日目～

実験が中断していましたが、19日目からヘミシンクとホロシンクを聞くようにしました。

また、これまで聞いていたソルフェジオ周波数の単音も、いきなりやめるのではなく、継続して聞くことにしました。

アヤカの日記、続きです↓

19日目: ヘミシンクやホロシンクを聞くと、ほんの2分ほどで猛烈に眠くなった。あくびが止まらない。そりゃ、考えてみれば睡眠時の脳波へ寄せてるんだから眠くなるよな、とは思う。しばらく聞き続けたが、ずっと眠いままで、昼なのにそのまま寝てしまった。しっかり仕事したいのに寝ちゃったら意味がないかもしれない。
20日目: 相変わらず音を聞くとあくびがでる。眠くて仕事にならないので、最初の5分だけヘミシンクとホロシンクをきいて、あとは高音のソルフェジオ周波数の音に切り替えたり、ヘミシンクと混ぜたりして聞いた。調子はさほど変わらない。
21日目: すこし気持ちが前向きになってきた。仕事は継続できているし、調子が戻ってきた。
22～25日目: かなりメンタルは好調になってきた。元々そんなに活発な性格ではないので、アクティブに動くようになったわけではないけど、マイナス思考がだいぶ取り払われて、意欲的になっている。
26～30日目: 22日目あたりからメンタルはほぼ変わらない。これが限界かもしれない。
変化がないのでこれにて実験は終了。