どんな人が大人?精神年齢が低い人の特徴
精精神年齢ときくと、高いほど大人っぽくて、低いほど子供っぽいという印象があると思います。
学問的にいうと精神年齢とは知能指数(IQ)の発達度のことです。そのため性格が子供っぽくても知能指数が高ければ精神年齢が高い…となってしまい、それでは誤解を生むため、いまは精神年齢と知能指数はわけて考えられています。
難しい定義はひとまず置いておいて。
一般にいう精神年齢とは、人間の知能指数をあらわす心の知能指数(EQ)や、社会性(SQ)、想像力(PQ)などすべてを含めた総合的な心の成熟度のことをいいます。
つまり、
IQ、EQ、SQ、PQが総じて低い人が、
精神年齢が低い人です。
これらをまとめると、以下の人格が精神年齢の低い人です。
- 常識がない人
- 理性が働かない人
- 他人の気持ちがわからない人
- 他人と協力する意思がない人
- 他人の状況を想像する力がない人
となります。
では具体的にどんな人が精神年齢が低いの?
例をあげてみましょう。
世の中の理解度が低いと精神年齢も低い
常識がない人ほど精神年齢が低くなります。
常識とは社会マナーや、世の中への理解度をあらわします。
たとえばお金で考えてみましょう。
お金は物を売る人がいて、買う人がいるからまわっています。当たり前の仕組みですが、あなたはこれをどのくらい理解しているでしょうか。

テレビ番組には、CMがありますよね。番組が作れるのはスポンサーがお金を出すからです。スポンサーがお金を出せるのは視聴者が商品を買うからです。商品を買ってもらうにはCMが必要です。
これを理解せずに、ただCMが「目障りだ」と批判する人は、自分からの視点しか見ていないことになります。
批判することが悪いのではなく、
それぞれの立場にたった考察が足りないのです。
「目ざわりだ」と感じる感覚はいたって正常ですが、ほかにもCMを出す人の視点がありますし、それを廃止しない人たちの視点もあります。CMが好きだという視聴者の視点もあるでしょう。そこまで考えずに、ただ嫌な感情を表に出すのは、自分からの一方向からしか状況を見てないのです。
こうした様々な状況を想像するのは、PQ(想像力)であり、感情だけを全面に出さないのがEQ(心の知能指数)であり、そして社会の動きも把握する能力が、SQ(社会性)や、PQ(想像力)にもつながります。
テレビの例は極端な例なので、日頃からここまで全体を見られる人はアドバイザーやコンサルティング業についたほうがよいかもしれませんが、
物事の全体を把握している人ほど、精神年齢は高くなります。
すぐキレる人は精神年齢が低い
理性がきかない人ほど、精神年齢が低くなります。理性はおもに心の知能指数(EQ)です。
理性がよくあらわれるのは、喜怒哀楽のなかで「怒」です。

怒りの感情は誰でもわきますが、上手に抑えられる人ほど理性がよく働き、自分をコントロールできています。
嫌なことがあると露骨に感情を出して文句を言ってしまう人は、それだけ精神的に成熟していない証拠なのです。
不快な感情をあらわにする人は精神年齢が低い
人間には、味覚、臭覚、聴覚、視覚などさまざまな感覚があります。
人間は命の危険をすばやく察知するため、不快な感覚には敏感になるようできています。ですが、不快と同時に気持ちまで不愉快になってしまう人がいます。

疲れた、だるい、まずい、うるさい、うざい、くさい
など。
これらの不快な感覚を感じたら、それを回避すればよいだけなのですが、問題を回避したのに、いつまでも文句をいったり、不快感をあらわにする人がいます。
こうした人は、
負の感覚を上手に処理できない人
です。
これは心の知能指数(EQ)はもちろん、誰にでもあることなのに、まるで自分だけが特別につらい思いをしているかのような感覚に陥るのも、社会性(SQ)や想像力(PQ)が足らないのかもしれません。すなわち精神年齢が低い人です。
なお、このタイプの人は他人に嫌われやすいため注意が必要です。以下のコラムと診断が参考になるのであわせてお読みください。
相手の気持ちがくみ取れないと精神年齢が低い
人の状況や気持ちをくみ取れない人ほど、精神年齢が低くなります。これはおもに想像力(PQ)が試されます。
これは旅行にいくと顕著にわかります。旅行は自分のペースを気にしつつ、相手のペースにも合わせないとならないからです。

たとえば、AさんとBさんふたりで旅行にいったとします。
Aさんが疲れてヘトヘト。どうする?
Aさんはすごく疲れました。これ以上歩くとAさんの精神がもたない…という場合、Aさんは「疲れた」という負の感情をおさえるために休憩を提案しなければなりません。
提案もせずに、ただ「疲れた」とだけ訴えて相手になんとかしてもらおうとするなら、Aさんは自分の負の感情を上手にコントロールできない精神年齢の低い人と言えます。
Bさんはどうすべき?
Aさんに休憩を提案されたら、それを受け入れてあげるのが精神年齢の高い人です。
受け入れるとは、Aさんの苦しみを理解し(EQが高い)、合わせてあげる協調性(SQが高い)があれば、できることです。
Bさんは全然疲れてないんだけど…
Bさんがまったく疲れていないと、Bさんは予定を変更させられてイラつくかもしれませんね。
とくにAさんが前日にひとりで酒を飲みすぎたから今日は動けない…などの理由であるなら、Aさんに怒りがわくのも納得できます。
実際、スケジュールどおりに行かなくて、旅行先で友達や恋人と喧嘩する人も多いでしょう。
その場合、Bさんは自分がイラつかない方法を提案しなければなりません。
たとえば、
先を急ぎたいから休憩は30分だけにしよう(譲歩)
とか、
じゃあ今日は疲れないこちらの道から周ろう(代価案)
など、自分の気持ちとも折り合いをつけるのが大人であり、精神的に成熟した人です。
それでもイラついてしまうなら、そもそもBさんはAさんと一緒に旅行にいってはいけないのです。Aさんと一緒にすごすとどうなるのか?こうなることが予測できるのなら、なるべく一緒にいないことが最善なのです。
旅行は相手の本音がわかる
旅行というのは、本当に相手の本音がよくわかるアクションです。ぜひ気になる異性や友人など、いろんな人と旅行に行ってみてください。
とくに結婚を考えている恋人がいるなら、旅行で相手の本性をチェックしようもありますのであわせてお読みください。
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コラム著者:沢村
