恋愛に使える心理学相手に強く惚れさせる
ツァイガルニク効果
ドイツの心理学者クルト・レヴィンは、
「人は目標に向かっている時は緊張感が生じるが、目標が達成されると緊張感は解消する」
とする心理を表明しました。
これを元にし、旧ソビエト連邦の心理学者ブルーマ・ツァイガルニクが
「人は完了した課題よりも、未完の課題のほうが強く覚えている」
という現象を実証しました。これがツァイガルニク効果です。
手に入りそうで、手に入らない。
ミステリアスの演出
のことですね。
人は達成できないことに執着する
人は達成できないことに執着します。
これを恋愛に置き換えると、自分が振った相手よりも、振られた相手の方が強く覚えているのです。
振った相手は、「振る」という目的が達成されていますが、振られた場合は「まだ付き合いたい」という目的が達成できないまま終わっているからです。
この未完成の出来事にいつまでも執着してしまう…それが、ツァイガルニク効果なんですね。
デートは早めに切り上げよう
恋愛においてツァイガルニク効果を有効的に使うためには、相手に「未完成の感情」を植え付けることです。
一番手っ取り早い方法は、デートを早めに切り上げることです。
相手には「もっと遊びたい」という目標がありますが、それを腹8分目で終わらせると【未完】を感じさせ、早く次回のデートがしたいと思わせることができます。
1度のデートで十分な時間を過ごしてしまうと、達成感が生まれるため、後日また会いたくなる気持ちが薄れてしまいます。
自分の情報は小出しにする
ツァイガルニク効果とはいわゆる ミステリアスの演出でもあります。
初期段階のデートでは、一気に自分の情報をすべて伝えないほうがよいでしょう。
たとえばトランペットの趣味があるなら「トランペットをやっている」といった見出しだけ伝え、所属している楽団や、ジャンル、頻度、人間関係など、細かい内容は長い時間をかけて小出しにします。
すると相手は「もっと知りたい」という未完を感じて、より相手に夢中になっていきます。これがツァイガルニク効果です。
肉体関係は先延ばしにする
関係を持つ時も、なるべく先延ばしにしたほうが相手の気持ちを引き付けられます。
早い段階で関係を持つと、ひとつの大きな目標があっさりと完了してしまいます。
このとき相手があなたに対してほかの目標や期待を持っていればよいですが、ない場合は、あとは飽きられるだけなのです。
目標を途切れさせない
恋愛初期では「もっと会いたい」「もっと知りたい」「関係を結びたい」などの内容で目標ができます。
付き合いが進むと「もっと愛してほしい」「この人と結婚してみたい」などの目標ができます。
さらに付き合いが進むと「この人と一生を遂げたい」「この人の最期をみとりたい」などの目標へと変わっていきます。この目標を常に途切れさせないことが重要です。
ひとつの目標を完了させるときは、かならず相手に次の目標があることを確かめてから行いましょう。
たとえば、相手が自分を好きじゃないのに肉体関係を結んだり、結婚する意志がない相手の家に乗り込んで甲斐甲斐しく料理を作ったりすると、相手には十分な達成感が生まれ、相手の目標はそこで完了します。
常に未完であり、緊張感を与え続けることが付き合いを維持させる秘訣です。
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