タイプ6：忠実家

タイプ6の人は安心安定に重きを置いています。他人との信頼関係を守り、しっかりした基盤を作ろうとします。まじめで誠実な人だと言えるでしょう。

約束事にも忠実で、他人の期待に応えたい気持ちが強いです。必要とされたい願望があるため、人の信頼を裏切らないよう努力します。

防御する気持ちが強く、ややガードが固すぎます。敵と味方をしっかり区別するところもあり、味方にはとても優しく信頼しますが、敵には徹底的に警戒して必要以上に溝を作ってしまうところもあります。

信頼感が長所です。自分の能力やスキルをよくわかっていて、それに見合ったチャレンジをします。あまり冒険しないタイプなので危なっかしいところがありません。

幼少期は控えめに過ごす傾向があるため能力を認めてもらえないことが多いですが、年齢を重ねて経験をつむうち、誰からも信頼される抜群の安定感をもたらします。この人に任せておけば大丈夫だ、と思われるくらいの実力を身につけるでしょう。

嘘をつく人間を巧妙に嗅ぎ分けることができます。人を見る目があるため、自分にとって都合のよい人間だけが周囲に集めることができます。

古きよきものを重視するため、既存のものを壊したり改革することに抵抗があります。自分がこれまで経験したことがない事柄や、付き合ったことがないタイプの人間が目の前にあらわれると拒否反応を示します。

リスクを極度に恐れていて、なかなか前に進まないことがあります。また自分を守る気持ちが強すぎて、先に相手に先制攻撃してしまうところがあります。敵ではなかった相手を勝手に敵にみたてるため、やがて本当の敵になってしまうところがあります。

周囲との一体感を重視するため、個人プレーばかりが続くと面白味を感じられず、怠慢になってしまう傾向があります。

タイプ6の人は堅実な環境を求めるため、公務員や教職、銀行の事務職などが向いています。目まぐるしく環境が変わることがないものの、着実な職務が求められる環境では実力を発揮します。

またパイロットや運転士なども、安定した仕事ぶりが求められるため、タイプ6の人にふさわしいでしょう。

お寺や神社、歴史的建造物など日本の伝統的な施設に勤めることも向いています。そうした落ちついた雰囲気や、ある程度の専門性が必要とされることや、伝統を守る仕事は、この人の性格にとても合っています。

フットワークの軽さがものをいう仕事はあまり向いていません。営業職やツアーコンダクター、案内人などの機転を利かせる仕事をすると、やや鈍臭くなってしまうかもしれません。

また教授や専門家、研究員などの主体性をもって周囲に主張する職業も、心労が重なってしまうでしょう。