タイプ1：完璧主義者

タイプ1の人は完璧を求める人です。1から始まり10で達成できる事柄があるとしたら、シッカリ1から10まで取り組まないと気がすまない人です。

たとえ10を得て目標を達成したとしても、１からできなかったり、3とか6とか、所々に抜けがある場合は、それを埋めたくなります。

自分に厳しいですが他人にも厳しいです。自分で納得いくまで完璧を求め続けるため、ゴールのない旅をし続ける人です。

何事もパーフェクトに完成させようとするため、完成度の高いものができます。最終目標も高めに設定しますし、抜かりがありません。

性格もまじめで、順序だててやるため規律が取れています。何かを任せるにしても確実に成果を出すため安心して任せられる人です。

向上心に溢れています。工夫をこらしていつも上を目指す究極の努力家です。

融通が利きません。ちいさなことにもこだわり、妥協を許さないため重要でないところに労力と時間をかけてしまうことがあります。

しつこく、こだわり屋で、凝り性すぎるところがあります。自分ひとりならかまいませんが、ときに他人も巻き込むため気難しい印象を持たれることもあります。

適当な人間や中途半端な人間をみるとイラついてしまいます。神経質で、仕事においても他人の能力を信じられず、誰にも仕事をわたせずに結局ひとりですべてを抱え込んでしまうことがあります。

また猜疑心が強い傾向もあります。誰かを信じられなくなるととことん疑ってしまいます。

タイプ1の人は職人気質です。なにかひとつのことを掘り下げることに非常に長けています。ひとりで黙々と作業することは得意でしょう。チームプレイより単独作業のほうが向いています。

また1から順序だててやりますし、全工程のうち自分がいまどの位置にいるのかをよくわかっているため、プロジェクトリーダーのポジションも向いています。なにか企画を任せられれば着実に完成させるでしょう。ただしプロジェクトリーダー以上の管理者や社長という立場になると、凝り性がアダとなって計画すべてが遅延する可能性があるため、あまり向いていません。

またシステムエンジニアや、医療、研究者も向いています。これらは緻密な作業が求められる世界です。完成度の高いものを求めるタイプ１の人にはぴったりの職業でしょう。

営業職や客商売など、人と対面して会話をメインとした職業はあまり向いていません。人の気持ちは常に正解はなく、その場の雰囲気や状況で柔軟な対応が必要です。

タイプ1の人はまじめすぎるため、すべて杓子定規で考えがちで、固い雰囲気が出てしまいます。あまりジョークも言えないタイプですので面白味がないと思われるかもしれません。