その心理はいかに!?人をバカにする人こそ可哀想な人である
他人をバカにする人とは、どんな心理を持っているのでしょうか?
結論から言いますと、
自分にコンプレックスがあるから
です。
人はコンプレックスやトラウマ、嫌なことに直面すると、マイナスな感情から逃れるために他人を攻撃することがあります。
他人をバカにして、他人の価値を下げて、自分の価値を高めようとするのです。
他人をバカにする人とは、実はかわいそうな人でもあるので、この心理を知ると、もう嫌な気持ちを抱かなくなるかもしれません。
- もくじ
- 容姿をバカにする人
- 貧乏や金持ちをバカにする人
- 自由な人間をバカにする人
- 頑張ってる人をバカにする人
- 能力が低い人をバカにする人
- バカにされたら、それがコンプレックス
容姿をバカにする人は「美」にコンプレックスがある
容姿をバカにする人は、美へのコンプレックスがあります。これはブスや不細工に限った話ではなく、美男美女でコンプレックスをもっている人はいます。
彼らの価値観では、
「美」がなければ価値はない
という思いが根底にあります。
たとえば、
- 過去に自分の容姿をバカにされた
- 美人やイケメンばかりが得をしている実感が強い
- 自分が不美人だったために嫌な思いをした
- これまで美貌だけでモテてきた
- 美貌だけを強みにして生きてきた
このような体験をすると、「美」にしか価値をおけなくなってしまいます。
さらにここが重要なポイントですが、現在も「美」のせいで自分が不利益をえているので、美への憎悪があります。
そのため美男美女にケチをつけたり、ブサイクをけなしたりするのです。
「美」以外の価値を作ってこなかった人ともいえますが、「美」ばかり評価する社会も考えものです。最近はルッキズムという言葉で美をもてはやす風潮はなくってきていますが、これも美が必要ないところで勝手に評価をジャッジされる社会を変えようとする運動と言えます。
また、これについてはテレビやマスコミの影響もあります。
テレビやマスコミは、美男美女を必要以上にもちあげ、ブスや不細工を当然のようにからかいます。この時点で美男美女がよいものであり、ブスや不細工が悪いものだという図式ができてしまいます。
これは一種の洗脳でもあります。テレビは低俗な価値観を生み出す製造機ともいえると思います。これについては、洗脳ルートを遮断して悩みを解こう にも書いたのであわせて読んでみてください。
この人が素敵!ではなく、みんなが何かしらの素敵!を持てるといいですね。
他人の容姿をバカにする人は、自分の美に不満があるから。
貧乏や金持ちをバカにする人は「お金」にコンプレックスがある
あいつは貧乏なくせに偉そうなことを言っている。
あいつは金に汚いから金持ちになれたんだ。
など、経済力にケチをつける人は、まさにお金への嫉妬です。
自分が貧乏で、その苦しみを知っているにもかかわらず、
- その年齢でフリーター?
- 日雇いなの?
- まだ平社員?
- そんな給料でよく平気だね
などと下げるような発言をするのだから、どうしようもないですね。
これらに共通するのは、
本当は金持ちになる実力があるのに、なれてない自分への悔しさ
が含まれています。
そしてこんな言葉もあります。
金持ち喧嘩せず
金持ちは気持ちが満たされているから、些細なことで怒らないし、ましてや他人へ嫉妬したり、下げるようなことはしないのです。
貧乏や金持ちをバカにする人は、お金がないから。
自由な人間をバカにするのは、本当は自分が自由にやりたいから
日ごろから不自由な人は、自由な人間をバカにします。
あいつはバカなことばかりやってる。
好き勝手やってしょうもない人間だ。
など、他人の行動にあれこれ口出しする人は、
本当は自分が自由にやりたいのです。
自分は我慢しているのに、となりで好きにやっている人間がいるから、ずるいと思うし、本当はうらやましいし、目ざわりでもあるのです。
ただ、あまりに自分勝手な人は、風紀が乱れるという社会的な倫理観を低下させる恐れもあるので、どのラインまで自分勝手とするか、というのは微妙なところです。
他人の自由な行動をバカにする人は、本当は自分も自由にやりたいのに、性格や環境が影響してできないから。
頑張ってる人をバカにする人は、自分の頑張りが誰にも認めてもらえないから
頑張ってる人を下げようとする人っていますよね。
とくに活動家などで積極的に発言している人に対して、文句をつける人はかならずいます。
そんなの無理にきまってる
きれいごとだ
せいぜい一人で頑張れ
などと、頑張っている人を攻撃する人がいますが、それらは、
自分が頑張ってきたことは、誰にも評価されていないからです。
自分だって頑張ったのでしょう。
ですが、これまで頑張りが実績となった経験はないし、誰も認めてくれなかった。
自分で何も作れなかったからこそ、これから実績を作ろうとしている人や、評価されている人を見ると嫉妬してしまうのです。
頑張っている人をバカにする人は、自分が誰にも評価されず悔しいから。
能力の低い人をバカにするのは、低く見られたくないから
能力の低い人をバカにする人もいますね。
あいつは全然使えない
ダメな奴はいなくなってほしい
などと言いますが、これはまず、自分が下に見られたくない、という思いがあります。
一緒にされたくない、自分は高い人間なんだ、と思っていることになります。
ただ、能力が高い人ほど苦労しているわけで、苦労するほど成果が出てきて目立つようになりますから、周りからの批判も出てきて、能力が高いなりの悩みも出てくるのです。
そして能力が低い人というのは、それだけで努力しているわけです。努力してもできないから低いんですよね。
能力が高い人は、努力する苦しみを十分に知っているから、低い人をバカにしたりしません。
堂々とバカにできるということは、努力する本当の苦しみを知らず、ずーっと中間のぬるま湯にいる人間である証拠なのです。本当は自分も底辺であることを認めたくない、または自分で底辺であることに気づいていないからこそ、低い人をバカにします。
能力の低い人をバカにする人は、自分が下に見られたくないから。そして自分も低いことを認めたくないから。
バカにされたら、それがコンプレックス
人をバカにする人は、その内容こそが、その相手のコンプレックスです。
他人を攻撃しないと、自分を保てない人です。自分が低いからこそ、他人を落として、低い位置に落としたがる人です。
だから、本当はかわいそうな人なのです。
ネット上でも、一生懸命他人を攻撃して必死に戦っている人をたくさん見かけます。
他人をバカにすればスッキリしたように感じるかもしれませんが、逆です。バカにするほど自分のコンプレックスを自覚して、つらさが増してしまうのです。
だからバカにする人がいたら、彼らは勝手に自分で自分を苦しめるようになり、自滅していく運命なのです。だから放っておいてよいのです。
放っておけば、自然と精神が卑屈になり、ますます落ちて、つまらない人生となり、運も下がり、他人も去っていき、自滅します。
だから人をバカにする人がいても、その人にむかつく必要はありません。
吠える犬ほど弱い
と思いましょう。