態度で本音がわかる!!しぐさを見れば心が丸見え!!
その行動の心理
人の心理はかならず態度にあらわれます。
一番心理があらわれやすいのは腕の動きですが、 一番嘘をつけない部分は視線の動きです。ぜひあなたの気になる相手をチェックしてみてください。
不安・緊張・拒絶を感じたときのしぐさ
- 腕を組む(腕組み)
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拒絶のしるしです。相手の出方をうかがっている状態で、自分から心を開きたくないと思っています。守りの態勢に入っているため、腕を組んでいるときは本音を話さない傾向があるでしょう。たとえば腕を組んでいる相手に何かを言わせても、それが嘘や建前である可能性が高いです。
相手が腕を組んでいたら、自分の話をたくさんしてあげれば、相手も心を開いてくれます。 - 唇を触る
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不安を感じています。心もとない状態で、誰かに頼りたがっています。自分が今後どうすればよいのか考えているものの、良い案が出てこないときにも唇を触りがちです。なお、赤ちゃんが母親の愛情を求めて母乳を吸うしぐさからきているという一説もあります。不安や寂しさのサインなのです。
相手が唇に触れたら、優しい言葉をかけて安心させてあげてください。 - 唇を舐める
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緊張しているあらわれです。上記の「唇を触る」に比べると軽い緊張ですが、周りに気を使いすぎているサインでもあります。人は緊張すると唾液が出にくくなるため、口の中や唇が乾きます。そのために唇を舐めるしぐさが出やすくなります。
相手が頻繁に唇を舐めていたら、もっと場を盛りあげて、緊張しなくてもよい空気を作りましょう。気楽な会話で和ませるとよいです。 - 自分のひざに手を置く
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かなり緊張しています。心がほぐれていないあらわれで、周りの空気に圧倒されている状態です。自分からその場の雰囲気になじむことができず、周りを注意深く観察している状態です。
相手が自分のひざに手を置いていたら、たくさん話しかけてリラックスさせてあげましょう。
なお、相手のひざにあなたの手を置いておしゃべりすると、相手は安心します。これは緊張を和らげる効果があり、キャバ嬢やホステスがよく使うテクニックのひとつです。 - 貧乏ゆすり
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神経質な性格の人がやりがちです。イライラした感情を出しているわけではなく、イライラした感情を自分で抑えようとして貧乏ゆすりをします。会話のテンポに不快感があったり、時間の流れにだるさを感じたときなど、自分のペースを乱されるとやります。また、難しい内容を考えているときにも発生します。
相手が貧乏ゆすりをしたら、会話のテンポや、話すスピードを相手に合わせてください。また、貧乏ゆすりは頭がフル回転しているときに出やすいので、どんどん話題をふって相手に頭を使わせるとよいでしょう。 - 頬杖をつく
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何かを我慢したり、退屈なときにでやすいです。基本的に顔に触れるのは自分をなぐさめる行為なので、頬杖もイライラした感情を抑えようとしているサインです。日ごろから自分の感情を内側にためこみやすい人がやりがちです。あまり物を強く言えず、優しい人が多いのも特徴。
相手が頬杖をついていたら、何か楽しい話題を振ってあげましょう。何かスカッとするような、爽快な話題をふると好感が得られます。 - おなかを触る
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腹痛でもないのにお腹をさすっているのは、疲れている人です。自信のない人や、気の弱い人がやりがちで、弱った自分を癒そうとしているサインです。また、何かを我慢したり、退屈なときにもでます。
相手がおなかに触れていたら、優しい言葉をかけてあげましょう。できれば会話を中断して、別の場所に出かけたり、会話しなくてもよい環境に連れていくとベストです。 - 髪に触る
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髪に触れるのは、自分で自分をなぐさめる典型的なアクションのひとつです。どこか不安を感じていたり、安心感がほしくて自分の心を落ちつかせようとしています。
相手が髪に触れたら、もっとたくさん話をしてコミュニケーションを深めましょう。
母親がよく子どもの頭をなでて安心させますが、大人になったらそれを自分でやっている…という説が有力です。
自信がある・自己主張のしぐさ
- あごに手をあてる
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あごに手をあてたり、あごをさするしぐさは、自分に自信があるあらわれです。気が強く、相手の話をよく聞いているので、何か間違ったことをいうと鋭く反論される可能性があります。たとえ黙って聞いていても、会話中にあごに手をあてていたら、内心はまったく話を受け入れていない可能性が高いでしょう。頑固者で、自分の中に確固たる意見がある人です。議論したいタイプなので、言い合いになると引かない人です。
相手があごに手をあてたら、自分が話をするより相手に話をさせましょう。相手の話にうんうんと相槌を打っていれば、相手から好感を得られます。 - 声が大きくなる
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自分の主張をしっかり聞いてほしいあらわれです。話を聞いてほしい…自分は正しいことを主張しているんだ…!そんな気持ちのときに声が大きくなります。
相手の声が大きくなったら、これまで以上にうんうんと相槌を打って、ちゃんと話を聞いてあげましょう。適当に返事をすると、相手の期待を大きく損ねてしまいます。
また、男性は好きな女性を目の前にすると、自分を強く印象づけたいために無意識に声が大きくなる人が多いです。脈ありサインのひとつです。 - うしろに手を組む
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お尻で両手を組むのは自信があるあらわれです。自信家で、何を言われても言い返せる精神的なタフさがあります。多少のことでは動じず、肝が据わっているでしょう。言葉数がすくない人が多いですが、決して大人しいわけではなく、内心他人をバカにしている一面もあります。高みの見物をする人。
相手がうしろに手を組んでいたら、相手に話題をふりましょう。相手に話をさせることがベストです。
嘘をついている・本心を隠しているしぐさ
- 視線をそらす
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誰かに見つめられたとき、すぐに視線をそらすのはやましいことがあるあらわれです。人は真実を話しているときはじっと相手の目を見つめるため、話の途中で視線をそらすのは自分の本心を悟られたくないサインです。また、相手の話が退屈だったり、早く話を終わらせたいときにも視線をそらす傾向があります。視線をそらすのは、心のシャッターを閉める…といったイメージです。
相手が視線をそらしたら、別の話題をふりましょう。また、相手に何か質問をして、相手に話をさせましょう。 - 鼻を隠す
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鼻を手でおおい隠すのは、心の動揺をあらわします。嘘をついていたり、相手の話が退屈であることを隠そうとしています。また、イライラした自分を抑えるために鼻のあたりを触ってしまう人も多いです。
相手が鼻を隠したら、話題を変えるのがベストです。
なお、鼻に触るだけであれば気分がよいサインです(下部参照)。 - 瞬きが多い
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心に動揺がある典型的なサインです。嘘をついたり、何かやましいことがあると緊張して目が乾燥するため、無意識に何度も目をパチパチさせてしまいます。
瞬きが多い人を見かけたら、何も言わずにただじっと見つめ返してください。相手はさらに挙動不審になり、自分からベラベラ嘘をしゃべりだすこともあります。自爆するタイプです。
安心・心を許しているしぐさ
- 手のひらを見せる
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会話中に相手の手のひらが見えたら、その人物はこちらに心を許しています。手のひらは心をあらわすため、それを他人に見せるのは、自分を解放している意味があります。
相手の手のひらが見えたら、あなたも手のひらをさりげなく表に向けて、相手に見せてください。さらに仲良くなれるでしょう。 - 舌を出す
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素直な人です。ありのままの自分を見せようとする表裏のない人です。何かに失敗したときに照れ隠しとしてやりがちなしぐさですが、実際は失敗を隠そうとせず、オープンな性格の人に多いアクションです。また、舌を出すことで失敗した自分を慰める効果もあり、立ち直りが早くなります。
相手が舌を出したら、たくさん笑ってあげましょう。構ってほしいサインでもあるので、話を聞いてあげることです。 - 鼻を触る
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鼻を触るのは気分がよい証拠です。精神的に落ち着いており、リラックスしています。どんな話題にもついていける余裕があるので、会話を楽しめるときです。異性といるときに鼻に触れたら、その時間が心地よいサインです。
相手が鼻に触ったら、楽しい話をもっと振ってください。 - 関節を鳴らす
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手や足の指をポキポキ鳴らしたり、首をひねったりするのは機嫌がいいあらわれです。関節を鳴らすのが癖になっている人がやりがちですが、心が不安なときにはやらないアクションです。見ているほうは痛そうですが、本人はリラックスしています。
相手が関節を鳴らしていたら、とくに深い意味はないので放っておきましょう。 - においを嗅ぐ
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においを嗅ぐ行為は、マーキングの一種です。人は自分に近いにおいを嗅ぐほどリラックス効果が得られるので、においを嗅ぐ癖がある人は、そのリラックス効果を無意識に得ている人です。
相手がにおいを嗅いでいたら、それだけリラックスしているのだと思いましょう。
たとえ臭いにおいであっても、自分の縄張りを感じられれば安心感を得られます。おもに足のにおいや靴下、脱いだ衣服、ワキ、おなら、便のにおいなどがそれにあたります。自分のにおいはもちろん、好きな相手のにおいであれば、臭くてもリラックスします。 - じっと見つめる
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じっと相手を見つめるのは本音で接しています。相手の話をよく聞いていますし、しっかり議論したいと思っています。また、自分の意見もちゃんと聞いてほしいというサインです。まじめな人ほどじっと目を見つめる傾向です。
相手にじっと見つめられたら、まじめな答えを返しましょう。ふざけてばかりいると、相手をイラつかせるかもしれません。
自傷行為・感情コントロールのしぐさ
- 爪を噛む・指の皮をむく
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爪を噛んだり、指の皮をむしったり、ささくれを剥がす行為は、すべて自傷行為にあたります。 幼少期に強いストレスを感じてこの癖がつく人が多いです。
爪噛みや、ささくれ剥きを見つけても、無理にやめさせないほうがよいでしょう。やめさせるとストレスが増大します。
大人になってもやめられない場合は、一生やめられない可能性が高く、血が出るまでやったり、痛くてもやめられないのが特徴です。 - 血がでるまで鼻の穴をほじる
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血がでるまで鼻をほじるのは、自傷行為にあたります。イライラを和らげるために行っています。鼻血を見ることでリラックス効果が得られます。はたから見ると痛々しく見えますが、やっている本人はとても精神的に落ちついている状態です。
鼻ほじりを見ても、無理にやめさせないことです。
そのほか
- こめかみに手をあてる
- 計算したり、難しいことを考えるとこめかみに手がいきます。人は痛みや快感など、体に何らかの変化があったとき、無意識にそこに触れる習性があります。 脳をたくさん使っているときは、まさに脳の動きを体が感じ取っているため、さりげなく手で押さえようとするのです。
- 足を組む
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何度も足を組みなおすのは、自分を大きく見せたいあらわれです。自分をよく見てほしい…存在に気付いてほしい…というサインでもあるため、好意がある相手にやりがちです。
また自己顕示欲が強い人も足を何度も組むでしょう。
現代社会においては身体の歪みから足を組む人も多いです。普段から右手ばかり使ったり、身体の重心を左右どちらかに傾けていると足を組む癖がついてしまいます。
しぐさを真似すると仲良くなれる
ミラーリングをやってみよう
人は好意がある相手と話すと、無意識に相手のしぐさを真似する一面があります。たとえばさりげなく自分の髪に触れたとき、相手も同じように髪に触れたら、その人物はあなたに好意的であるしるしです。
この習性を使って、意図的に相手のしぐさを真似することをミラーリングといいます。鏡のように相手と同じしぐさをすると、相手に好感を与えられるのです。
相手に気付かれると逆効果なので、さりげなく真似しましょう。