嫌いな人との接し方嫌いな人と仲良くしたいなら喧嘩しろ
人が人を嫌いになる理由の9割以上は、価値観の違いです。
ですが、他人の性格や価値観を変えることは不可能です。
そのため、無理に同意を得ようとするのは時間の無駄でしかないと悟りましょう。
価値観のちがいが生まれると、どうしても自分の価値観を主張して理解や同情を得ようとする人が多いです。これが嫌いな人ができる原因です。
価値観が合わないときは、どちらの価値観も生きるように「住み分け」する、もしくはお互いに傷つかないよう「離れる」、このどちらかを取ります。
中途半端に近い関係が一番よくない
価値観の違いを解決するには「住み分け」か「離れる」が有効な方法ですが、簡単なのは「離れる」です。
付き合いをやめる、職場を変える、部署を変える、徐々にフェードアウトする、など、交流を絶つことがもっとも簡単な方法です。
ですが会社を辞められない人も多いでしょうし、どうしても離れることができない場合もありますね。こうした場合は「住み分け」を選ぶしかありません。
離れられない関係なのに、無理に「離れる」を選ぼうとすると逆効果となります。
たとえば職場のデスクが隣合わせなのに必要最低限の会話しかしない、といった中途半端な状態でいると、次にまた会話しなければならないというストレスを抱えるので、 なおさら強いストレスを感じてしまうのです。
このストレスが相手にも伝わり、ギスギスした関係になります。このようなときは離れるのではなく、むしろぐっと近づいて相手を知ることが有効です。
敵を知り己を知れば百戦危うからず
「住み分け」を実現するには、相手を知ることです。
まずは相手が絶対的に譲れないもの(許せないこと)は何か?自分の譲れないものを相手は譲れるか?を明確にします。
そして相手のバックボーンについて可能な限り情報を集めます。たとえば嫌いな人が職場の相手であるなら、その人は誰からプレッシャーを与えられているか?仕事の満足度は?プライベートの満足度は?
友達はいるか?モテる人か?周囲からの信頼度は?
こうした内容が明確になると、
- 相手の言葉の真意
- その人の癖
- その人にとって深い意味はない言動
- 相手が誤解しやすいこと
- 相手が過剰に反応する話題
などがわかるようになります。すると嫌いな人にされた行動や言動がこれまでとは違うものに感じて、上手な付き合い方ができるようになっていきます。
この作業をしないでいると、相手の欠点ばかり目がついて、嫌だ嫌だと毎日文句が出てしまいます。嫌いな人の本質や真意を知ることは、自分の意にそぐわないかもしれないし、面倒かもしれないし、正直イラつくかもしれませんが、この作業は自分を守るためでもあるのです。
究極の方法は喧嘩をすること
上記の方法を試してもギスギスした関係が続く…どうしても関係が良くならない、そう感じるときは、いっそのこと喧嘩してしまいましょう。
これは、「互いのことを理解するための喧嘩」ではなく、お互いに「遠慮しない関係」を作るための喧嘩です。
遠慮しているからこそ相手のことが見えないので、本気で言い合いをすることで初めて本音が見えてきます。
こうして本音が見えると、相手の考えを受け入れることはできなくても、どのような考えを持っているのか情報を得ることはできます。これが「住み分け」を目指す第一歩です。
また、一度喧嘩をすると互いに相手の心に踏み込んでいく積極性が生まれるので、今までより仲良くなるケースも多く、嫌いな人が理解者へと変わることもあります。
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