九星気学の基本・初級編方位版とは?
方位版の見方を解説します
九星気学では、方位版を見て吉凶診断ができます。
たとえば、引っ越し、新居をたてる、就職、転職、結婚など「移動を必要とする人」が、どの方角へ行動すれば開運になるのか、方位版を見れば調べることができます。適切な行動ができれば、災難をよけ、幸運になれる…という考え方です。
気学では「人間がよい結果を得るには、行動する時期やタイミング、方位が重要」とする考えがあり、方位版を使って、正しい行動をとる占いなのです。
4種類の方位盤がある
- 年盤:一年の吉凶をあらわす
- 月盤:一か月の吉凶をあらわす
- 日盤:日ごとの吉凶をあらわす
- 時盤:二時間ごとの吉凶をあらわす
年盤がベースとなるため、一般的な人は年盤だけチェックすればよいですが、月盤まで把握しておけば鬼に金棒です。
こだわる人は日盤や時盤もチェックする人がいますが、ここまで調べてしまうと、行動するチャンスが減ってしまい、結果として何もできないケースが多いので、こだわりすぎもよくありません。行動の目安として知っておくとよいでしょう。
見るべき方位版を間違えないで
九星気学の1年は、 立春2月4日~来年の節分2月3日までです。
そのため、
方位版も2月4日に新しいものに切りかわります。
たとえ新年があけても、2月3日までは前年の方位版を参照してください。
方位盤は後天定位盤が基本
方位盤において基本的な配置を示したものを後天定位盤といいます(以下の図)。
五黄土星を中心に配置されており、この形が基本形です。この中央のことを中宮といいます。また、北が下向きになっているのが特徴です。ここを間違えないようにしましょう。
この配置を定位置とし、年盤であれば1年ごと、月盤であれば1か月ごとに、星の配置が番号順に移動します。
たとえば来年になったら1の五黄土星は2の位置に移動し、2の位置にあった六白金星は3の位置に移動します。こうして年、月、日ごとにズレていきます。
この方位版を見て、悪い方位を確かめるのが九星気学です。
とくに一番悪いとされるのは真ん中にある中宮(八方塞という)なので、ざっくり言うと、中宮にどの星が入っているかを見て吉凶判断するのが九星気学であるといっていいでしょう。
また、年盤の中宮のことを「年家九星」という呼びかたもします。
たとえば「今年の年家九星は一白水星です」と出ているのであれば、その年の年盤の中宮は一白水星が位置していることを指します。
ほかにも月盤の中宮を「月家九星」、日盤の中宮を「日家九星」と呼びます。