本占い!ビブリオマンシーで
神託を手に入れましょう
ビブリオマンシーとは、書物や聖典などをパラパラとめくり、ランダムに一箇所を指さし、そこに書かれた内容や意味を神託として読み取る占術です。
多くは聖書や辞書などを使って行われます。自分の悩みに対する答えを求めたり、今自分が何をすればいいか悩んだ時、未来に行き詰った時など、神の神託を求める時に占います。
ここではビブリオマンシーのやり方や、由来について解説します。
ビブリオマンシーのやり方
まずはやってみましょう。
本を選ぶ
書物を一つ選びましょう。通常は聖書が使われることが多いですが、持っていない人は多いと思うので、詩集、小説、自己啓発書などがよいでしょう。
おすすめの本
おすすめの書物は、辞書です。単語の羅列であることからキーワードを読み取りやすくなります。とくに四字熟語や慣用句、ことわざの欄を使ってやってみるとよいでしょう。ほかにも、偉人の格言集や、引用集、詩集はキーワードが読み取りやすくなります。
また、意外にも漫画がおすすめです。漫画はセリフが多く出てくるため、今あなたに必要なセリフがそのまま書かれていることも多いでしょう。
おすすめできない本
教科書や技術書、ビジネス書やマニュアル、科学や生物などの専門書などは知識を提供するための本なので、ビブリオマンシーには向いていません。
また、雑誌や新聞なども特定の話題に焦点を当てているため言語が偏りやすく、洞察やメッセージを引きだすのに向いていないでしょう。
質問を選ぶ
本に何を問いたいかを考えましょう。
自分のことや、未来のこと、仕事や恋愛のこと、人生や生き方についてなど、どんな質問でもよいでしょう。いまあなたが一番気になっている内容を思い浮かべてください。
ランダムにページを開く
本を手に取り、目を閉じて、パラパラと本をめくりましょう。
このとき、本の中身については考えないようにしてください。たとえば本の中盤にはこんなシーンがあったな…という内容を思い出してしまうと、正確な占いができません。無心になって本をめくりましょう。
インスピレーションが訪れるまで、本をめくってみましょう。そして「ここだ!」と感じる瞬間がきたら、めくっていた手をとめ、本をバッと開いてください。
文字が小さい本であれば、目を閉じたまま、本のどこかを指でさしましょう。
指が差した場所を読む
あなたの指が差した場所には、なんて書いてありましたか?
文章やフレーズ、単語が書いてあった場合、それがあなたに必要な神託のメッセージとなります。
もし漫画などを利用した場合は、そのページに書かれたシーンやセリフの内容が、あなたの質問に対する答えとなります。
解釈の仕方
ビブリオマンシーの解釈のサンプルをいくつかご紹介します。
サンプル①小説で占った場合
小説でビブリオマンシーをやり、指をさしたフレーズが、「あなたはとても冷たい人だった」というフレーズだった場合、解釈は以下のようになります。
解釈
- あなたが冷たい人物だと思われている可能性があり、温かさを持つよう伝えている可能性があります。
- 冷たい人物に警戒したり、冷たい態度から学ぶべき点が何かあるかもしれません。
- 冷たい人物はいわゆる冷静さを持っていますが、人間関係の構築が難しいことを知らせている可能性もあります。
サンプル②
漫画で占った場合
漫画でビブリオマンシーをやり、指をさしたフレーズが、「なぜ突然ここへ来たの?」というセリフのあるシーンだった場合、解釈は以下のようになります。
解釈
- 近々、思いがけない人に出会ったり、再会、意外な幸運が訪れるかもしれません。
- 人間関係の代わり映えを示していることもあるでしょう。人事異動や、普段から交流する相手が変わるかもしれません。
- 仕事の状況が飛躍して、これまでの自分には想像もつかなかったポジションにつくかもしれません。
サンプル③
辞書で占った場合
辞書でビブリオマンシーをやり、指をさしたフレーズが、「カバ」という単語だった場合、解釈は以下のようになります。
解釈
- カバは穏やかでのんびりとした動物として知られています。しばらくはゆったりとのんびり過ごして良い、という暗示かもしれません。
- カバは非常に頑丈で強靭な動物でもあります。カバのごとく、自分から戦いはしないものの、身の回りの安全対策や、徹底した警戒心を持ち、いざというときは全力で戦えるように備えよ、というメッセージを持つこともあるでしょう。
- カバは陸地と水中の両方で生活できる動物です。あなたも相反するものを取り入れたり、二つの異なる分野に携わるよう伝えている可能性があります。
良い内容であれば、未来の予言や、これから出会う人、訪れる環境を示してたり、その内容を自分に取り入れるよう伝えています。
一方、悪い内容であれば、自分がそうならないように警告していたり、その要素を持つ人物を警戒するよう伝えているでしょう。
ビブリオマンシーの由来
正確な発祥地や起源は明確ではありませんが、おもに古代ギリシャやローマ、エジプト、中東地域での文化として、本を使った占いはよく行われていました。
使われていたのは神聖な書物や、死者の書(エジプトの宗教書物)などが使われ、神から啓示を受けるために使用されていました。
古代ギリシャでは、デルポイの神殿などの神託を受ける場所でビブリオマンシーが行われており、神々の意思を確認するツールとして使われていたようです。
中世ヨーロッパでは、キリスト教の聖書を用いたビブリオマンシーが盛んに行われました。聖書のページをランダムに開き、そこに書かれた文章から神の啓示を受け取るという方法はごく一般的な方法であり、信仰を深めたり、魂の救いを求める人たちにとって必要なものでした。
これは現在も行われていて、占いとしてではなく、神の啓示を受け取るために行っているものです。
やがてヨーロッパでは占いブームや神秘主義、占星術が盛り上がったので、その広まりと一緒に、ビブリオマンシーも世界各地へ広まったと言えるでしょう。
卜(ぼく)の占いとして使える
現在は占いとしてビブリオマンシーを楽しんでいる人が数多くいます。
タロットなどはカード一つ一つに意味が含まれており、その通りに読み取る占術ですが、ビブリオマンシーはフレーズから何を連想したか、が重要であり、選ぶ本によっても神託の内容は大きく変わってくるでしょう。
卜(ぼく)の占いとは、占ったその瞬間に出た答えに意味があるとする占術なので、数多く存在する本のフレーズからメッセージを受け取るというのは、かなり多様性があり、よりあなたに最適な答えが得られるかもしれません。
自分へのメッセージや、予言として、教訓として、本からの情報を受け取ってみるとよいでしょう。
さあ、自宅に置いてある本を手に取ってください!
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