そのやる気はどこからくる?仕事のモチベーションには5タイプある
あいつはモチベーションが高い…
なんて言葉をよく聞きますよね。モチベーションとは「やる気」のことですが、やる気がでる原因は、実は以下の5タイプにわかれています。
あなたはどのタイプでしょうか?
タイプごとの特徴とその人たちとの付き合い方についてお話します。
従順タイプ
従順タイプは誰かに指示をもらって動く人です。他人に認められたい願望が強いです。自ら提案して自発的に行動しませんが、与えられた範囲のなかで工夫しますし、能力を認められれば仕事にやりがいを感じて活躍します。周囲にほめられたり能力を認めてもらえるとモチベーションがアップします。
また、他人との協力精神があります。中間管理職に抜擢されやすいですが、そこから上へあがれない傾向です。
会社の体制や人間関係に大きく左右されやすく、環境が悪いと腐ってしまいます。自分の能力がともなわないと必要以上に落ち込みますが、環境がよければかなり優秀な社員として育ちます。
従順タイプの特徴は以下のとおりです。
長所
- 努力家
- 責任感が強い
- 協調性がある
短所
- 他人に依存しがち
- 適切に指示されないと動けない
- 精神的に不安定になりやすい
従順タイプとの付き合いかた
従順タイプは認められたい願望が強いため、頑張りをほめたり、感謝することが有効です。
「あなたがよくやってくれてるから安心できるよ」
「すごい頑張ってますね、偉いですね」
といった言葉は最強のほめ言葉です。たとえ上司が従順タイプだったとしても、能力をほめて称賛することが一番有効です。
義務タイプ
義務タイプの人は生きていくために仕方なく会社に行っている人です。「人間は働かなければならない」という思いが根底にあり、とくに仕事にやりがいを感じられず、いやいや働いています。
与えられた仕事に対して「これじゃない」「なんかちがう」といった不満を繰り返します。かといって自分で何がしたいのか明確にわからないため、ダラダラすごしたり、やがて退職する傾向があります。
モチベーションはもっとも低く、ほとんどあがりません。収入が入ったりして多少良いことが起きても、ほかと比べたりして、何かと文句をつける人です。
義務タイプの特徴は以下のとおりです。
長所
- 与えられた仕事は最低限こなす
短所
- 向上心がない
- 愚痴が多い
- 転職しやすい
義務タイプとの付き合いかた
義務タイプはつらい自分の環境をなんとかしてほしい、という気持ちが強いです。そのため愚痴を聞いてあげることが一番の対策です。
「いまはつらくても頑張っているうちに好きなことが見つかるよ」
といった同情が有効です。上から抑えつけようとしたり、指導や叱りつける言葉は逆効果です。
義務タイプは出世しないためあまり上司にはならないでしょうが、万が一なった場合でも、上司の気持ちに日ごろから同情してあげることでうまくやっていけるはずです。敵ではなく味方になってあげることです。
お金タイプ
お金タイプはお金のために働いている人です。多少嫌なことがあっても「お金をもらってるんだから仕方ない」と割り切って考えられるため、あまり悩まない傾向です。精神的にタフで、下っ端のうちから意欲的に活動することが多く、実力を発揮しやすい人です。
また世渡り上手が多いのも特徴です。決して協調性があるタイプではなく、どちらかといえば一匹狼ですが、都合よく立ち回るために必要最低限な人とだけ付き合います。そのため無駄なストレスを感じず過ごしている人です。
収入がすべてなので、それなりのお金が入ってくればそれだけでモチベーションは維持されます。またお金のある場所に鼻がきくため、最新情報に敏感なのもお金タイプの特徴です。都合の悪い会社からはさっさと転職して去っていきます。
お金タイプの特徴は以下のとおりです。
長所
- 精神的にタフ
- お金を稼ぐために仕事に工夫できる
- 要領がよく世渡り上手
- トレンドに敏感
短所
- 人間関係が薄くなりがち
- 会社への愛着が薄い
- 考え方がドライ
お金タイプとの付き合いかた
お金タイプの人はあまり会社や人間関係に重きを置いてないため、どんな会話をしてもそれほど深く考えていません。適当に合わせていれば大丈夫です。ただしつまらない世間話やうわさ話には興味がないため、ニュースや最近のトレンドについて話したほうが盛りあがるはずです。
「いまこれが流行ってるらしいよ」
「いまニュースでやってるよね」
といった耳より情報が有効です。
出世タイプ
出世タイプの人は上へのぼりつめる意欲が高い人です。自分のステータスをレベルアップさせたい気持ちが強く、組織内の地位や収入、自分の能力など、すべてにおいて向上心が高いです。
また最終的には自分だけでなく会社全体の業績についても考えられるため、視野が広いです。愛社精神も誰よりも強いです。体力精神力ともにタフで勉強熱心でですが、社内にライバルやソリの合わない同僚があらわれると、競争精神が強くなってお互いのやりかたのちがいでもめたりします。反骨精神が旺盛になったり、無駄な争いを起こす危険性もあるでしょう。
合わない同僚がいる場合は社内でのすみわけが必要となりますが、自分の能力が適正に評価されていれば、モチベーションが高いまま維持されます。
出世タイプの特徴は以下のとおりです。
長所
- 体力、精神力ともにタフ
- 視野が広い
- リーダーシップがある
短所
- 実力主義すぎて厳しいことも
- 熱が入りすぎて衝突することがある
出世タイプとの付き合いかた
出世タイプの人は組織の力関係を重視しているため、会社への貢献度や、能力の高さをほめることが有効です。
「あなたがいるから会社が安泰なんだよ」
「すごいね、あなたにしかできない」
といった言葉が有効です。
独立タイプ
独立タイプの人は自分のやりたい仕事にこだわる人です。自分流にこだわり、仕事内容はもちろん仕事の進めかたまで他人に指図されるのを嫌います。お金などの報酬がなくても夢中になれることがあり、自分の得意分野では天才的な能力を発揮します。
プロ意識が高いですが合理的なので無駄を省こうとします。そのため協調性に欠け、とくにコミュニケーション能力はあまり高くないでしょう。
組織に属していると生まれ持った才能がつぶされることが多いため、ある程度の経験がついたら早く起業したほうがよいでしょう。夢があるので、自分のやりたい仕事ができていればモチベーションは維持されます。
嫌な仕事をやりたがらないため「義務タイプ」と似ていますが、独立タイプは仕事に対してプライドと情熱があるのが特徴です。義務タイプは情熱がないため、単なるわがままで終わります。
独立タイプの特徴は以下のとおりです。
長所
- 仕事の完成度が高い
- 集中力が高い
- 見返りがなくても夢中になれることがある
短所
- 協調性がない
- 自分勝手な行動が目立つ
独立タイプとの付き合いかた
独立タイプの人は知的好奇心が旺盛なので、平凡なものには一切興味がありません。個性的で変わった話が好きなので、そうした話をするか、性格が個性的な人と付き合うのがベストです。また仕事が好きな人も多いため、仕事の話も有効です。
「このあいだ裸で競争してきたんだ」
「友達で独立した人がいるんだけど一晩で失敗したらしい」
といった誰もがえっ?と興味をそそられる会話がベストです。
どのタイプがよい…などはない
人にはそれぞれ役割があります。そのため「どのタイプが一番よい」といった目安はありません。全員が同じタイプだと組織として成り立たないからです。
ですが以下の図において、矢印の方向へ流れていきやすい傾向はあります。
仕事は「義務」から始まります。義務的に仕事をしている人は与えられた仕事をこなして従順になっていきます。従順にこなしている人はさらなるステップアップを目指して出世します。出世した人は独立を考えます。独立した人はお金を稼ぐことを考えます。お金を目的にすると仕事が義務的になります。
最初はみんな「義務タイプ」から始まる
社会人になりたての人はみんな「義務タイプ」から始まります。仕方なくやらされることが多く、不満も多いでしょう。まれに学生のうちから起業する人もいますが、それはごく一部です。ほとんどの人は組織に入って経験を重ねるうち、自分のタイプがわかってくるのです。
不満ばかり言っているうちは、まだあなたは他人に依存し、他人に何かを期待しているお子ちゃまなのです。自分で道を選べるようになってこそ、本当の仕事の楽しさが見つかるでしょう。
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コラム著者:沢村

神威力訓練所で実践修行をした経験を持っており、現在も科学で説明できない内容を研究しています。スピリチュアルカウンセリング、人をつなぐコミュニティ運営の実績があります。あなたのお悩みを受け付けています。